タイトルそのまんま会社を辞めました。
しばらく経ったのでざっくりまとめようと思います。
先に言っときますが、全てが悪い会社だったとは思ってません。良いところもありました。
どういうところがブラックだったのか
ブラックに感じたとこ
- とにかく残業が多い
- みなしを超えても残業代がつかない(サビ残)
- 休日出勤してもサビ残同様
- そもそもタイムカードが存在しない
とにかく業務量が多く、さらに期日に全く余裕がないため残業せざるを得ません。事実上、残業は強制です。もしやらなければ「無責任な人間」という烙印を押されるのでしょう。終電後の深夜に徒歩で帰宅したことも何度もありました。
私の月の残業時間は平均して大体60~70時間前後ぐらいだったと思います。
自分はそれでも早めに切り上げて帰ってた方だと思うので、人によっては毎月80時間以上の人もザラにいたと思います。
一旦帰宅後も深夜までリモートなどで作業している場合もあるので、トータルで100時間超える人もいたと思います。
休日出勤については出ざるを得ない場合に出社しますが、勝手に出勤した的な扱いになるのでしょう。本当はそれでも勤務時間として計上しないといけないはずなのですが。
簡易的な出勤簿があるだけでタイムカードが存在しません。初出勤日から嫌な予感はしてましたが、初日も定時で終わるわけでもなかったし、その翌日から厄介なトラブルの対処の残業地獄が始まりました。
逆にマシなとこ
- 飲料、菓子類がサービス(制限有り)
- 行事ではまあまあ良い飯が食える
- 出勤時間の調整ができる
- 会社の行事などでの休日出勤は代休取得可
- 有給は普通に取れる
おそらくほとんどの会社では飲み物はある程度自由に飲めると思うので、正直あまり大きいメリットではないと思いますが一応。
会社の飲み会でなんかはまぁそれなりに美味しかったです。あと、当然なのですが会社持ちです。前に勤めていた会社は実費だった事もあったのでそれに比べれば良かったかなと。
フレックスに近い感じである程度の出勤時間の調整ができました。病院や役所などの用事がある時は時間の調整ができると助かります。
代休・有給は当たり前のことなんですけど、当たり前でない会社も世の中多いので。
それ以外に社風で「ダメだろ」と思ったとこ
- 掃除当番は30分前出社
- 投げっぱなしブログ当番
- 朝礼当番
- 会議が定時後
- 人が定着しないから「引継ぎ」ばかり
- 業務を終えても退社しづらい空気感
- クリエイター軽視
- 受注取るために単価を下げる悪循環
たかだか掃除のために無給のくせに30分前出社はおかしいだろと。せめて15分前が妥当だと思う。
ブログは有名なLIGブログみたいに目的がはっきりしているのではなく、SEOのためとかIT系の記事だとかフワフワした指示内容で、書く事自体が目的のブログを当番制で書かなければいけない。
普段から残業しまくりでほとんど記事書いてる余裕が無いので、通勤・帰宅時や食事中に記事内容を考え、休日に記事をまとめるというクソなスケジューリングでこなすしかない。
当番制で朝礼でスピーチ。もはやスピーチが目的なのでホント無意味。自分がやってても「どうせ誰も聞いてねえだろうからさっさと終わりたい」としか思ってませんでした。前日くらいにネタを考える必要があるし、その労力もムダ。
ブログにしろ朝礼にしろ、通常の業務にプラスしてやらないといけない。毎日の過剰な労働に加えてさらに自分のリソースを割かないといけない、という状況が非常に不愉快でした。
勤務時間以外にも様々な理由で辞めていく人は多い。入社した半分くらい 2ヶ月以内に辞めていく人が いるんじゃないかと思うくらい離職率が高い。なので業務を引継ぎして、さらにまもなく引継ぎをしている感じ。引継ぎに時間と労力がかかるので本当にムダだし非効率極まりない。
ほぼ全員残業が当たり前なので、自分の仕事に区切りがついてもイマイチ帰りづらい。
感覚が麻痺しているのかブラック社員的。
ストレスに感じていたこと
毎日帰っても趣味に時間を費やすことができなかった事が一番のストレスでした。
休日があるじゃないかと思うかもしれませんが、休日2日間 のために5日間の平日に何もできない生活は私は嫌だと思いました。 自炊すらまともにできないことが多々ありました。
今の仕事のために生きたいという訳ではありませんし、平日がそんな感じなので、休日をスキルアップのための勉強に費やす気力もほぼありませんでした。
会社を辞めるときには
会社を辞めると決めた場合、争うつもりがなければ適当な理由をつけて辞めることを伝えましょう。この時、変に本心を話す必要はありません。ネガティブな理由でないほうが好ましいです。
私は「残業が多い事が不満で辞めたい」とは言ってません。 「〇〇に転職してステップアップしたい」とかできるだけポジティブな理由を考えましょう。あくまで、「今の会社に対する不満があって辞めるのではない」という体にしておけば大抵そこまでモメません。
私の場合は「知人の仕事を手伝いたいから」を理由にしました。それも決して嘘ではなく、事実です。辞めたあと実際に手伝ってます。
でも会社を辞める決心をした根本的な理由は「サビ残のあまりの多さに嫌気がさしたから」です。でもそれを言っても何も変わらないし自分にメリットもないし、相手を不愉快にさせる事で自分に対して何らかの攻撃や嫌がらせをしてくる可能性すらあります。
退職の意思を伝える際は本音と建前をうまく使い分けましょう。
法的手段にでなかったのはなぜか
残業代とかは出るとこ出て請求するという手もあるのですが、よほど長年勤めたとか、パワハラがひどいとかあればそういう手段に出てたと思いますが、待遇としてはまだ自分はマシな方だったのでそこまでする気にならなかったからです。
それよりもさっさと辞めて関係を切って生活習慣を変えたいと思いました。
経営者に対して言いたいこと
残業させるなら金払え。
払わないなら残業させるな。
労働に対して収益性の低い仕事を取るな。
社員の善意に甘えるな。
会社を辞めようか悩んでいる人へ
どうしてもその会社でなければいけないという理由でもない限り、辛いと思ったらさっさと辞めましょう。辞めるかどうか悩むのは、辞めた後の事が不安だからだと思います。
次の職場が条件の良いところに入れるか、とか勤務年数が短いから就職に不利になる、とか考えて不安になると思いますが将来に対する不安よりまず今の状況の改善を第一にを考えましょう。
先に次の職場を決めてから辞めるのが一番良い手ではあると思いますが、決まってない場合でも状況によっては今すぐにでも現状から開放される方が大事なのです。
あなたの精神や肉体が壊れてしまう前に。
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