最もバランスの良い服の買い方

小さい頃~中学くらいまでは割と「服とかどうでもいい」と思うタイプだったんですけど、高校くらいから一気に服(ファッション)に興味を持って、服屋に行くのが楽しくてしょうがない、みたいな時期を経て高校卒業後は服飾専門学校に通い卒業した過去があります。
今となっては昔に比べて熱も相当落ち着きましたが、こうなるまでに無駄遣いも相当してきました。だからこそどういう服選びをするのが良いのか、という自分なりの答えにたどり着くことが出来たんじゃないかなと思います。
経験したからこそ分かるのですが、そうではない人にはわからないことですよね。ということで自分の「服」に対する考えをまとめたいと思います。10代の頃の自分に読んでほしいなぁ。

私の過去の服選び

過去どういう服を買って来たかなー?と思い出してみるとかなりざっくりですが「田舎のカジュアル服」→「マルイ系のブランドの服」→「ゴルチェ」 → 「FAUST」 → 「5351プールオム とか」 → 「セレクトショップに置いてるブランド(キリュウキリュウとかSHELLACとか)」 → 「Roenとかroar」 →「MoonageDevilment」 → 「thomkrom」(執筆時点) ですかね。
かなり昔のことで順番も曖昧だし、もっと細かく言えばここに書いてない色んなブランドの服も買ったし、パンクファッションに傾倒した時期もあったと思いますけど。
その時なりたいと思ったスタイルを目指す感じで服を選んでたと思いますね。

なぜ服にハマったか

やっぱり「この服かっこいいな・身につけたいな」っていう気持ちが一番ですね。
例えば「モテるための服が欲しい」だったら最も女性ウケの良い服を着れば良いわけですが、自分の場合はとにかく「かっこいい、着たいと思う服を着る」だったので結構奇抜な服でも平気で着てたと思います。一種の自己表現ができる事が心地いいんだと思います。
周りがどうとかはあんまり考えなかったかも。それより「自分がどんなスタイルでいたいか・どんな服装がかっこいいと思うか」を考えてました。

男の服選びに対してネットでよく見る意見

服の前に鍛えろ・鍛えたら何着ても似合う

申し訳ないけどこんな事を言う人は本気で頭悪いと思います。
いくら鍛えた体でも首元ヨッレヨレになったTシャツとかチョイスがダメすぎる服を着ても良くなることはないだろ。ひどいコーディネートだったらどうあがいても良くはならんだろ。
根本的に論点がズレている事に気づくべき。
ただし、体を鍛えたら見栄えが良くなるということ自体は同意です。

安い服で十分

もちろんコスパを考えるのは大事です。しかし、ただただ安ければ良いとは私は思いません。
なぜなら …

  • 生地の質が悪い
  • 着心地が良くない
  • シルエットが悪い
  • 縫製が悪い
  • デザインが悪い (絶対とは言えないが)
  • 耐久性に欠ける

ある程度値段のする服着たことがあると、肌触りや着心地がぜんぜん違うことが解ります。
個人的に安い服で残念に思うのが細かいディテールやシルエットが良くない所ですね。一見、同じような服でも良いブランドのものは洗練された形なので、シルエットがキレイです。安いということは安い価格で売るために企画・生産されているため、当然コストをかけることができないから、微妙にイマイチな感じに仕上がるんですかね。
あとやっぱり耐久性に問題がある場合が多い気がしますね。

服装なんかより中身が大事

はい思考停止のアホです。これも論点ズレてますね。
一人の時は何着ようが本人の自由ですけど、誰かと一緒の時、みすぼらしい格好や明らかTPOを外していると、一緒にいる相手に恥をかかせる場合もありえます (特に異性の場合) 。
こういう考えの人は自己中心的なので注意。この時点ですでに中身に問題あるんで。
というか服選びを楽しめないのは可哀相な人だなと思います。

どういう服を買うのが良いのか

ほとんどの人は、明日から突然お洒落になる事はまずありません。まず知るということから始まりますので、ファッション誌を観たりネットで(今の時代ほんと恵まれてますよね) 色々調べてみる事です。
どんなタイプのファッションスタイルがあって、どんなのが流行ってて、自分が好きなのはどんなスタイルが好きで、どんなアイテムがあって、その商品を取り扱っているのは何ていうブランドで、どこに店や取扱店があって、価格はどれぐらいで、というのを調べて見比べるのが良いと思います。
まずは色々見て知識量を増やしましょう。
自分が服に興味を持ち出した時、例えば服を買う時に、同じ予算だったとして「良い服を選ぶ人」になるのか「残念な服を選ぶ人」になるのかとしたら「 自分は良い服を選ぶ人になりたい 」と思ったものです。それを分けるのは情報量だと思います。

価格・品質・着回しのバランスが大事

今回の記事で一番言いたい事がこれでした。

価格

高ければ良いわけでも安ければ良いわけでもありませんね。品質やデザインに見合った価格か、とか自分の予算なんかにも合ってるかも大事ですね。

品質

デザインも含めて、生地や縫製の質、シルエットや各部のディテールといった全体的なクオリティが見合っているか考えましょう。

着回し性

どんなに良いと思った物でも、他の手持ちとの組み合わせがしづらいと使いにくいと思います。手持ちの服がどんなのがあるかにもよるので、買おうとしている服自体の問題でもないのですが。

私の場合の選び方

フリーターやってた時代はもちろん、web系の仕事しても、 あまりスーツを着ることがなく私服を着ることが殆どだったので、その分とにかく好きな服を着たくて無駄に金使ってたと思います。 同じ服ばかり着るのもなぁっていう考えからついつい多く買ってしまってました。


前職でスーツ着るようになって、私服を着るのが休日だけになった時、「あれ?服ってそんなにいらねえな」っていうことに気づきました。
なんでスーツだったかというと、オフィスカジュアルでOKというスタンスの職場だったのですが、手持ちの私服がオフィスカジュアルとして着れるテイストではなく、かといってわざわざ新しく買えば余計金かかるから手持ちのスーツを着ようと思ったからです。それまでほとんどスーツ着ることもなかったし。

スーツは前職で毎日着てたら結構くたびれてたので、退職後に処分しました。
今は私服OKな職場だけど、あえてジャケパンスタイルで通勤してます。
最初そろえるのにちょっとまとめて買わないといけないのでちょっと多めに金かかるけど、後は毎日着回すだけなのでめっちゃ楽です。朝の服選びにも時間がかかりません。
という事で月~金はこれでOK。もちろんスーツを選択しても良いと思います。

後は土日祝のうち、スーパーとかコンビニに行く時だけのラフな服、どこか出かけたり人と会う時の為のちょっと良い服が1~2セットが各シーズンあれば十分すぎるくらいだという結論に至りました。
あと付け加えるなら体動かす時のスポーツウェアですね。こだわりがなければ何でも良いと思いますが、アンダーアーマーは実際に着てみてすごく良いと思いました。

平日のスタイル

必要なのはシャツ・インナー・スラックス・ジャケット・ソックス・ ベルト・ 靴ですね。
消耗品的な考え方になるので、高すぎず安すぎずぐらいの価格帯が良いです。私は家から割と近くの距離にある京阪モールのTAKA-Qで買いました。価格的にはジャケットで10,000円前後、シャツで3,000円程度、スラックスで10,000円弱、ベルトで5,000円弱、靴は20,000弱程度なので、まとめて買うとまあまあしますが、長い期間毎日着るので最終的なコスパはかなり良いと思います。
安すぎないので品質・耐久性・デザインもそれなりに良いし精神的にも良いです。あまりに安すぎると不安になる質なので。

インナーとソックスはユニクロとかでも良いと思います。
シャツは3~5着ぐらい持っておくといいです。1着あたりがそんなに高くないので、ボロくなった時、あまり気にせず捨てて新しいのに買い換えれると思います。シャツ1枚とっても、そこそこ良いブランドのシャツとかだと1~2万とか普通にしますからね。
学生とかもしくは私服通勤の場合は、あくまで「平日用」と考えてコストを抑えた私服を買い揃えると良いと思います。

休日の私服

そのへんのスーパーとかコンビニに行く為の服をわざわざ用意する必要はありませんね。あまりメインに着なくなった服を着ればいいです。買うとしてもユニクロGU辺りで良いと思います。

出かけたり人に会って遊んだりする時にこそ、本当に着たい服、好きなブランドの服を着ればいいと思います。 もちろんどういう目的かでTPOを考える必要はありますが、 ここで自分のこだわりを出せば良いと思います。自分が着たいと思う服を着ましょう。
とはいえ、 例えばジャケット1着で10~20万ぐらいするような ハイブランドの服はよほど金銭的な余裕がない限り、浪費が過ぎるので(コスパが悪すぎるので)避けたほうが良いと思います。

まとめ

ということで、費用対効果というかコスパを考えながら着回しとデザイン性と品質を考慮して服を選ぶのが良いという話でした。
その辺を考えながら上手くバランスを取りつつファッションを楽しめたら良いですね。
TPOも忘れずにね。

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