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1年の禁煙に成功

オリンピックの関係で受動喫煙を減らすために国が動いていますね。喫煙者はどんどん肩身が狭くなってきている状況です。
私はかれこれ10年以上喫煙をしていましたが、なんか色々と歳だなぁって感じた事が発端となり2016年4月から禁煙をして、現状成功しています。
執筆時点で既に禁煙して1年経過しています。ちゃんと禁煙できるようになるまでに色々苦労しましたが、せっかくなので私がどうやって禁煙できたかを残したいなと思います。
禁煙は本当に辛い

そもそもタバコをやめられないのはニコチン依存症が原因らしいです。
ニコチン依存症(ニコチンいそんしょう、ニコチンいぞんしょう)とは、薬物依存症の一つである。ニコチンはナス科植物の一部、特にタバコに多く含まれている依存性物質であり、ニコチンを摂取しやすいように加工された紙巻きたばこなどのタバコ商品の常習的な喫煙を継続した結果、薬物依存症と習慣依存と認知の歪みによって、自らの意思で禁煙をする事が困難になった精神疾患を指す。
ウィキペディア:ニコチン依存症
私がちゃんとタバコをやめる事ができるようになるまで、結構長い期間「タバコやめようかな」→「やっぱムリ」をループし続けていました。それぐらいタバコは簡単にやめれないものです。
タバコのメリット

もちろんタバコにもメリットはあります。
- うまい
- 落ち着く
- 時間を潰せる
- タバコミュニケーション
やめたい気持ちよりも続けることにメリットを感じるのであれば、いっそタバコをやめないのも精神衛生上良いと思います。まぁその辺は自己責任でどうぞ。
特に酒に酔った時のタバコは本当に旨いと感じますし、手持ち無沙汰になった時なんかもタバコで時間潰せます。学校や会社によってはタバコミュニケーションで初対面の人ばかりの慣れない環境でも会話のきっかけになり、円滑なコミュニケーションを図ることができます。
じゃあどうやって禁煙したのか

なんとなくではタバコをやめることが出来ませんでした。
なので…
タバコをやめる理由を明確にする
何故やめたいか、やめなければいけないのかを明確にします。ここが一番大事だと思います。
そして心が折れそうになった時に理由を思い出すのです。
例えば
- 交際相手・配偶者が非喫煙者
- 子供が出来た
- 金がない
- 健康上の理由
とかですかね。
それでもやめることが出来ないのは理由(動機づけ)がタバコをやめる事よりも弱いからです。
私の場合は…
老化現象が怖い
医学的根拠があるんだか無いんだかはよくわかりませんが、まぁ可能性が0とも言えないので。少しでも効果があるかもしれないので、いい機会だし止めようと。
格闘技系ジム・道場に通いたい
前々からやりたいなーと思ってたけどタバコ吸ってたら息が上がってしんどくてついていけないだろうってのもあって、始める切っ掛けになればと思いました。
もっと若い時、それこそ小中学生ぐらいからに本気でやってればと思うのですが、過去に戻れるわけでも無いですし、かと言ってこのまま死ぬまでやらないままっていうのも果たして自分は納得できるのかな?と。じゃあやっぱどこかのタイミングでタバコを止めて習い始めないと、というのはずっと思ってたのでちょうどいい機会になるはずだと心に決めたのです。
というのが動機づけでした。厳密に言えばやめなくても出来ることは出来るんですが、喫煙でゼーゼー言ってたら練習についていけないですからね。元々スポーツ得意でもなければ10年以上もロクにスポーツらしいことしてませんでしたし。
ちなみにタバコをやめて
- 2週間経過で通う所を探す、見学する
- 1ヶ月間経過で実際に通い出す
と、禁煙期間に応じた動きも事前に決めておきました。
タバコを吸いたくなったらこれらを思い出すのです。つまり
タバコをやめる理由>タバコを吸いたいと思う気持ち
を継続できれば、自然とやめられるし
タバコをやめる理由<タバコを吸いたいと思う気持ち
となった時に禁煙は失敗するのです。
だからこそ「タバコをやめなければいけない理由」を明確にして認識することが大事なのです。「体に悪いしやめようかなー」では99%やめる事ができないと思います。
尚、実際に2016年4月に禁煙スタートし2週間経過した段階でネットでジムを探したり見学に行ったりた結果、2016年5月頃から某道場に通い始めました。週一程度ですが、ちゃんと続けてます。
吸いたくなる状況を避ける
タバコをやめる理由を明確にしても人は誘惑に負けるもの。
吸いたくなる状況を避けることも必要です。
私の場合は…
酒を飲まない
私の場合、特に酒を飲んだらタバコを吸いたくなるので酒を飲まないようにしました。休みのたびに酒を飲む生活をしていたので、いっそ酒を飲まない→酒を買わないという事を決めました。
つまり禁煙のために自動的に禁酒生活もスタートしたのです。
他には、
喫煙者や喫煙場所に近づかない
タバコを吸ってる人に流されて吸いたくなるものなので、特に禁煙初期(開始から1・2週間)は出来る限り避けましょう。
人によっては禁煙してると分かっててタバコを勧めてくる場合もあるので要注意。
生活習慣を改める
上記の禁酒もそうなのですが、生活習慣を改めることで不健康なものを避けたくなるようになりました。酒もタバコも最初は「我慢」だったのが段々「拒否」になってきます。
とは言っても酒は好きな方なので一生飲まないというわけではありませんが。
それに加えて…
体を動かす習慣を作る
体を動かす習慣を作るのが良いと思ったので色々試しつつ習慣化していきます。体を動かせばタバコを吸いたくもなくなるだろうと思ったからです。
- 筋トレ…体を休めると決めた日以外、下記以外の日
- ランニング…週0~2回(天候・体調・脚の具合・時間的都合・その日の気分による)
- 道場通い…基本的に週1回
大体道場に行った次の日一日を体を休める日にするので、それ以外の日は何かしら筋トレかランニングを行うようにします。
特に最初の頃は「今日はしんどいな」と思う日もありますが、何とか頑張って続けてたら「やらなかったら身体能力が低下しそうで逆に不安」と思うようになりました。
禁煙のために体を動かせば、運動不足も解消出来る上に、副効果的に体型も絞れると、まさにメリットだらけなのです。
半年以上タバコを止めてみて実感したこと

止めたら生活が色々変わりました。
寝起きに口の中が気持ち悪くない
あの独特の気持ち悪さがなくなってスッキリ。
気だるさがなくなった
体が軽くなったような気がします。
息切れしにくくなった
階段を少々駆け上がるぐらいではさほど息切れもしません。
タバコの臭いに敏感になった
タバコを吸った直後の人とかすぐにわかります。
タバコに振り回されなくなった
喫煙場所を探したりする必要がなくなりました。
タバコ代が不要になった
当然ですがタバコを買う必要がないのでコンビニでの出費が目に見えて減りました。
どうしても止める事ができないなら
どんだけ理由付けとかしても、どうしても止める事ができない・でも止めたいというのであれば、こういう考え方をしてみてはどうだろうか。
喫煙期間の人生を振り返る
タバコを吸う事とは直接因果関係がないのですが、タバコを喫煙していた期間の人生を振り返ってみて、その期間が「とても充実していた・ベストな人生だった・誇れる人生だった・後悔することは何一つない」というのであれば、いっその事止めなくていいのかも知れません。変わる必要がないのですから。
私の場合は…うーん、良い事・楽しい事も決して0ではなかったんですが、ネガティブな事が多すぎました。残りの人生を考えるとやっぱり何かを変えなければと思った事で禁煙を決断し、実行するに至ったのです。
もちろんタバコをやめたからどうなるものでもないのですが、自分を変える第一歩として、というスタンスで禁煙に望めばいいのではないのかと思います。それでも禁煙できないのであれば、もうアナタの人生はそのままでいいんじゃないですかね。
結局は自分次第
とは言え時々吸いたくなる事が全く無いわけではないのですが、その時はもう一度「禁煙の理由」を思い出します。現状、禁煙続けてますけどいつ折れるかわかりません。
やっぱり辛いことには変わりないのですが、自分を変えるという信念を持って続けるしかないですね。
正直最初の2.3ヶ月経過すれば1年経過するのも大して変わらないので、まずはその期間まで頑張ってみて下さい。
禁煙が成功するよう、日々頑張りましょう。
それはそうと、路上喫煙や歩きタバコは本気で不愉快なので止めていただきたい。
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