ITパスポート試験を受けた

本当に今更ながらなんですが去年「ITパスポート」を取りました。まあこれについては以前の記事でも書いたのですが今回もう少し掘り下げてみようと思います。

取ったからどうなるわけでもないし、今の年齢で取るべき資格でもないのですが、色々ステップアップしていくための第一歩として取りました。

そもそも今まで資格を取るという事に対して全く興味がなかったんです。

それが去年会社を辞めた時に「時間あるし資格でも取ってみるか」と思って勉強して取った感じです。

ITパスポートってどんな資格?

IT系の国家資格ですが、その中でも一番難易度の低い試験です。

新卒の大学生が持ってたら多少評価されるかなーという感じですかね。
一定量の知識が担保されるから面接する側としては持ってないよりは持ってる方をIT知識面で評価すると思いますが、かと言ってそれが直接の採用理由になるとも思えないですね。

でも勉強する過程で得た知識は決して無駄ではないと思います。

簡単そうで意外と難しい

ネット見てると「あんなもん誰でも取れる」とか「予習しなくても取れる」とか偉そうな事言ってるのを見かけますが、まぁさぞかし優秀なんでしょうねぇ。

あくまで私の意見ですが、いくら簡単といってもちゃんと勉強しないと取れません。

試験はパソコンで4択問題を答えていくだけですが、問題はそれなりに難しかったです。

あと、春季に試験を受けたからなのかわかりませんが「参考書でこんな内容見た記憶ないんだが?」みたいな問題が結構出て、かなり困りました。

ITパスポートの出題範囲

ITパスポートでは、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野から問題が出題されます。

それぞれがかなり広範囲に渡る内容になります。広く浅くという感じです。

ちなみにweb制作の内容とはほとんど関係無い出題内容です。 だから勉強が必要だったんですね。

ストラテジ系

  • 企業と法務
  • 経営戦略
  • システム戦略

35問程度出題されます。

マネジメント系

  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント

20問程度出題されます。

テクノロジ系

  • 基礎理論
  • コンピュータシステム
  • 技術要素
  • 開発技術

45問程度出題されます。

ITパスポート試験の受験方法

ITパスポート専用サイトから申し込みます。

試験概要は以下のとおりです。

受験費用5,700円
試験時間120分
問題数100問
合格基準 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点
ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

試験場所は申込時に選べたかと思います。私は難波付近の試験場で受けました。

パソコンでマウスを使って答えを選択します。100問を120分で解かないといけないので、1問あたり1分程度しか余裕がありません。とにかく解ける問題からガンガン解いて、答えに詰まったところは後で見直しつつ解くと良いと思います。

試験が終了したらその場で点数が出るので合格・不合格はすぐに判ります。総合点が700点割ってたのは内緒ですw結構ギリギリでしたね。

合格証書は試験日から1ヶ月以上経ってからようやく届いた感じです。気長に待ちましょう。

合格証書は郵送で届きます

どういう試験対策をしたか

買った参考書を読む

とにかく参考書を読みましょう。めんどいけど端から端まで読みましょう。

特にあまり自分の知識の及ばないジャンルの内容は何度も読めばいいと思います。

過去問を解く

探せばネット上で過去問にチャレンジがサイトがあります。

最初は参考書を見ながらでも良いので解いてみましょう。あまり古すぎても意味ないと思うので、せいぜい過去3年以内くらいの出題範囲を設定すればいいと思います。

答えじゃなくて、出題の傾向や解き方を覚えます。無意味な引っ掛け問題みたいな問題文にものすごく腹が立ちますが、頑張りましょう。

これを自分の納得の行くところまでやれば合格したも同然!…のはず。

その他のIT資格

情報セキュリティマネジメント試験

情報処理の促進に関する法律第29条第1項の規定に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分である。対象者像は「ITの安全な利活用を推進するための基本的知識・技能を身に付けた者」。試験制度のスキルレベル2(スキルレベルは1〜4が設定されている。)に相当する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E8%A9%A6%E9%A8%93

ITパスポートの次の難易度の資格ですね。これも取ったからといってなにか有利になるということもなさそうですが、ITパスポートと同じく試験勉強の過程で知識の幅を増やすことができると思います。

基本情報技術者試験

情報処理の促進に関する法律第29条第1項に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分。対象者像は「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者」。
情報処理技術者試験制度のスキルレベル2(スキルレベルは1から4が設定されている。)に相当する。2000年度(平成12年度)までの名称が第二種情報処理技術者試験であったことから二種という略称を用いる人もいる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%80%85%E8%A9%A6%E9%A8%93

ITエンジニアの登竜門と言われている試験です。

それなりに難易度が高い試験で、試験は午前・午後とあるみたいです。

エンジニアへの転職などの際、持ってるとそれなりに有利になるようですね。やはり技術・知識の担保があるのは有利です。

応用情報技術者試験

情報処理の促進に関する法律第29条第1項の規定に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分。
対象者像は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」。情報処理技術者試験制度のスキルレベル3(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E7%94%A8%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%80%85%E8%A9%A6%E9%A8%93

基本情報技術者試験の更に上のレベルの試験です。中堅~ベテランエンジニアって感じでしょうか。

ITストラテジスト試験

情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験の一つである。対象者像は「企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/IT%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A9%A6%E9%A8%93

国家資格の中でも取得はかなり困難で、公認会計士試験や税理士試験並の難易度みたいです。

システムアーキテクト試験

試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「ITストラテジストによる提案を受けて、情報システム又は組み込みシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%88%E8%A9%A6%E9%A8%93

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を突破した上級エンジニアが目指す試験みたいです。

プロジェクトマネージャ試験

情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画を立案し、必要となる要員や資材を確保し、計画した予算・納期・品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E8%A9%A6%E9%A8%93

システム開発のプロジェクトマネージャーを対象にした国家試験です。

ネットワークスペシャリスト試験

情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1〜4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A9%A6%E9%A8%93

ネットワークエンジニアやインフラエンジニアを対象にした国家試験です。

データベーススペシャリスト試験

情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1 – 4が設定されている)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A9%A6%E9%A8%93

システムエンジニアの中でも主にデータベースの設計担当や運営位責任者などを対象にした国家資格です。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「組み込みシステム開発に関係する広い知識や技能を活用し、最適な組み込みシステム開発基盤の構築や組み込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%87%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A9%A6%E9%A8%93

組込みシステムの開発基盤の構築・設計・製造を行う人を対象にした国家資格です。

出題範囲がかなり広いみたいで、電子回路や電気に関する知識も要求されるようです。バリバリの理系ですね。

ITサービスマネージャ試験

情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「情報システム全体について、安定稼働を確保し、障害発生時においては被害の最小化を図るとともに、継続的な改善、品質管理など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/IT%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E8%A9%A6%E9%A8%93

業務システムの運用管理責任者を対象にした国家資格です。

システム監査技術者試験

情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「被監査対象から独立した立場で、情報システムや組み込みシステムに関するリスク及びコントロールを総合的に点検・評価し、監査結果をトップマネジメントなどに報告し、改善を勧告する者」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E7%9B%A3%E6%9F%BB%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%80%85%E8%A9%A6%E9%A8%93

今後取ろうかと考えている資格

ウェブ解析士

国家資格ではないのですが、仕事柄活かせるかなと。その後上級ウェブ解析士を目指しても良いかも知れませんね。

日商簿記3級

あるYoutube動画を観て良いなと思ったので。お金に関する事なので、勉強して損は無いはず。

ファイナンシャルプランナー3級

これもあるYoutube動画の影響で。お金の運用の勉強ですね。

情報セキュリティマネジメント試験

あまり意味は無いかもですが、ITパスポートの次のステップとして取るのも良いかなって思ったので。

最後に

資格を取ることだけを目的にしてもあまり意味ないので、資格を取る過程で得る知識を今後に活かしていけたらなと思います。

何にせよ、勉強をする時間を確保することが必要になってきますので、前の会社じゃ絶対やる気にならなかったですね。自分の時間を確保し、それをどう使うかがいかに大事かが判ります。

ついつい「今さら」とか「この歳で」とかネガティブに考えてしまいがちですが、それでも明日を変えるために今日からでも少しずつ進んでレベルアップしていきたいですね。

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